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SPF・DKIM・DMARCを設定してもメールが届かない?SendGridでIPレピュテーション対策を!
Writer
玉木 柚衣
Web Developer
「お問い合わせの自動返信メールが届かない」が増えている
「Webサイトのお問い合わせや会員登録フォームに投稿したのに、自動返信メールが届かない」
Webサイト管理者からのこんなお悩み相談が増えています。
デジタル技術の進化に伴って複雑化するサイバーセキュリティ。その安全性を高めるために、メール送信の到着ハードルは年々高まっています。
どうすればWebサイトからの自動送信メールを正しくユーザーや管理者のもとに届けることができるのでしょうか?
今回はその解決方法を探って行きます。
まず確認したい SPF・DKIM・DMARC
メールの未到着でサイト管理者がまず疑うべきはこの3つ。SPF・DKIM・DMARCが正しく設定されているかを確認しましょう。
SPFとは
送信元サーバの正当性を確認する仕組み。DNSレコードに登録することで、メールアドレスに対して送信を許可するサーバを限定します。
Gmail(Google)では送信者ガイドラインにおいてSPFまたはDKIMによる認証が求められています。
DKIMとは
電子署名によるメールの改ざんを検知する仕組みです。
Gmailの基準では、一日のメール送信数が多い場合は必須扱いになっています。
DMARC
SPF・DKIMの判定結果をもとに、問題が検出されたメールの取り扱い方法を指定&レポートを出力する仕組み。
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基本はこの3つの認証設定が重要ですが、これらの設定が正しく済んでいてもメールが届かないというケースが最近増えてきています。
認証設定が正しくても届かない理由
送信するメールの機能上の設定は上記3つの認証設定で問題がありません。(2026年7月現在)
ですが、GmailやOutlookなどメールサービス側は、それらの認証設定以外にも様々な指標によりメールの信頼性を評価しています。
中でも近年その影響力が強く指摘されているのが「IPレピュテーション」という指標です。
IPレピュテーションとは?
ネットワークにつながったすべてのマシンにはIPアドレスという固有に数字が割り振られています。つまりIPアドレスが分かればマシンが特定できるわけです。
“レピュテーション”とは評判や信用と言う意味で、IPレピュテーションとはメールを送信するサーバに対して受信側が持っている「信用スコア」のようなものです。
レピュテーションが下がる原因
レピュテーションの低下原因には以下のような原因があります。
- スパムメールの送信
- マルウェア感染
- 不正利用
- 大量送信
- 過去利用者の問題
これらが主なレピュテーションの低下原因ですが、「自身がそういった行為をおこなっていなくてもレピュテーション低下に巻き込まれてしまうケースがある」というのがポイントです。
実は、共用サーバに同居している別の利用者がスパムメールを大量送信したりすると、サーバ全体のレピュテーションが下がります。
すると、同じサーバ(=同じIPアドレス)を利用している他のユーザーにまで影響が起こる場合があるのです。マンション内に素行の悪い住人が住んでいると、ご近所から「あのマンションの住人には気をつけた方が良い」と思われてしまう──。そんなイメージです。
つまり、必ずしも自分自身に原因が無かったとしても環境によってはIPレピュテーションが下がってしまうのです。
IPレピュテーションが悪化すると何が起きる?
IPレピュテーションのスコアが低いと、メールを受信する側のサーバーから「評判の悪いマシンからメールが飛んできたぞ?迷惑メールかもしれないな。」と疑われてしまいます。
すると、以下のような問題が起こります。
- メールが届かない
- 迷惑メール扱いされる
- 配信が遅延する
その結果、
- 問い合わせ対応漏れ
- 商談機会の損失
- 会員登録率の低下
- 顧客満足度の低下
といった損益を被ることに繋がってしまいます。
IPレピュテーションの悪化を回避する
メールを正しく到着させるためには、SPF/DKIM/DMARCの設定に加えて、IPレピュテーションの低下回避が重要であることがわかりました。
そのため、送信元となるサーバマシンのIPの評価を維持しながら、各メールサービスの厳しい受信基準に対応できる配信基盤を用意することが重要になります。
しかし、サーバを取り巻く環境は非常に複雑……まして共用サーバの近隣住人の素行まで影響してしまうので、自分たちだけでこれらを管理・制御するのは簡単ではありません。
そこで注目されているのが、メール配信に特化したサービスの利用です。
メール配信専業サービスは、大量のメールを安定して届けるための仕組みや監視体制を備えており、企業のメール到達率向上に大きく貢献します。
その一つとして、世界中の企業で利用されている代表的なメール配信サービスであるSendGrid(センドグリッド)をご紹介します。
ここからは、SendGridの特徴と、なぜメール到達率の改善に効果が期待できるのかを解説します。
SendGridとは?
SendGridはアメリカの企業「Twilio Inc.」が提供するクラウド型メール配信サービスです。自動返信メールや会員登録メール、パスワード再発行メールやシステム通知メールなどのトランザクションメール配信に強い特徴があります。
また、メールの送信結果やエラー内容を確認できるため、メールが届かない原因調査を行いやすい点も大きな特徴です。
※SendGridは無料プランが廃止され、現在は無料トライアル+有料プラン中心の提供となります
SendGrid公式サイト
・SendGrid(本家)公式ページ
・SendGrid日本正規販売代理店(構造計画研究所(KKE))
※どちらでアカウントを作ってもSendGridが利用できます
なぜSendGridで到着率が改善するのか
SendGridはメール配信専用サービスとして配信基盤が最適化されており、配信品質を維持することでレピュテーション管理が徹底されているという特徴があります。また、DKIM機能も有していて、SPFやDMARCなどと併せて利用可能です。
このことから、SPF/DKIM/DMARCに加えて高いIPレピュテーションを以てメールを送信することができ、メール到達率の改善が期待できます。
SendGridを導入すると得られる追加メリット
メール送信にSendGridを導入するメリットは他にもあります。
管理画面から配信の成否をメール毎に確認でき、ログやエラーレポートも出力されます。配信数の多いメールマガジンやキャンペーンメールなどの送信も安心です。SMTP認証による運用が可能で、多くのシステムで導入しやすい点も大きなメリットと言えるでしょう。
SendGridの基本的な導入手順
SendGridは大まかに以下の流れでの導入となります。
- アカウント作成(利用量に合わせたプランを選びましょう)
- 送信ドメイン認証
- DNS設定
- APIキー発行
- SMTPまたはAPI連携
- テスト送信
WordPressやフォームシステム、独自開発システムにも導入可能です。
設置するプログラムに応じてやや実装方法が異なりますので、ご自身で設定するのが難しいと感じられた場合はぜひお気軽に弊社までご連絡ください。
こんな方はSendGrid導入を検討する価値があります
- フォームのメールが届かないことがある
- 共用サーバを利用している
- Gmail宛てだけ届きにくい
- Outlook宛てだけ届きにくい
- 到着率を改善したい
- 配信状況を把握したい
こういったお悩みがある方はSendGrid導入を検討されてみてはいかがでしょうか?
まとめ
- SPF・DKIM・DMARCは必須
- それでも届かない場合はIPレピュテーションを疑う
- SendGridは到達率改善に有効な選択肢
- 配信ログや監視機能も利用できる
メール未到着の問題にお悩みでしたら、ぜひ参考にされてみてください!
導入を相談したい方へ
メール到着率の改善について、ご自身での対応が難しいと感じられるようであれば是非弊社にお任せください!
- 現状調査
- SPF/DKIM/DMARC診断
- SendGrid導入支援
- WordPressや各種フォームとの連携
- メール到達率改善コンサルティング
部分的なご依頼にも対応させていただきます。お問い合わせはこちらのフォームからいつでもお気軽にどうぞ!